今回は睡眠不足によって引き起こされるデメリットについてまとめました。
睡眠不足が招く不幸4選
睡眠不足が招く不幸は以下の4つになります。
- 死亡率が高くなる
- 感情がコントロールできなくなる
- 精神病が発症する
- 学習した記憶が定着しない
死亡率が高くなる
20代後半から深いレム睡眠の減少が始まり、40代後半になるとレム睡眠の時間が10代の頃に比べて70%も減少します。
そうすると病気やうつ病、認知力の低下、物忘れが増えるといった症状を引き起こします。
齢をとってから睡眠がこま切れになり、夜中にトイレに行くことが増えた人も多いのではないでしょうか?
転んで骨折をしてしまうと運動不足から寝たきりの状態になり、死期を加速させてしまいます。
感情がコントロールできなくなる
睡眠不足が続くと「戦うか逃げるか」という原始的なストレス反応が増幅されます。
睡眠が十分にとれている人は前頭前皮質という論理的な思考をする脳が働いている状態です。
睡眠不足が続くと原始的なストレス反応を抑制する前頭前皮質の働きが弱くなり、お猿さん状態になってしまいます。
お猿さん状態の脳は高カロリーの食事を好む傾向があり、肥満にも繋がります。
精神病が発症する
睡眠不足によって前頭前皮質のコントロールが効かなくなるとアルコールやドラックに手を出すリスクが高くなります。
認知行動療法と呼ばれる手法で睡眠不足を解消するとうつ病や中毒症状の軽減や寛解につながります。
睡眠を十分にとっている人の脳をスキャンする実験を行った結果、大きな精神病を発症しないことがわかりました。
それは、うつ病、不安障害、PTSD、統合失調症、双極性障害のすべてにあてはまります。
学習した記憶が定着しない
睡眠不足を繰り返すと脳内にアミロイドβという毒素が蓄積されます。
アミロイドβの蓄積が多い人は成績が悪くなり、アルツハイマーにかかるリスクが高くなる可能性があります。
ロチェスター大学の研究チームが、深い睡眠中に脳内の老廃物を掃除する機能を発見しました。
この老廃物を掃除する機能がアミロイドβのような毒素を排出してくれるのです。
まとめ
睡眠不足によるデメリットをまとめると以下になります。
- 加齢による睡眠不足に気がつかず病気や怪我をする
- 論理的思考ができなくなりお猿さん化する
- 睡眠不足が精神病のきっかけになる
- 脳内の毒素を排出できない
私のまわりの人を見ていても、睡眠不足の人から知能が失われています。
逆に睡眠をしっかりとれば、だいたいのことは解決し、幸せに近づくことができます。
いろいろ考える前にやることをやって寝ましょう!