【無理ゲー社会】ハード過ぎる国【感想】

今回は「無理ゲー社会」という本をまとめました。

 
悩む人
俺の人生、ハード過ぎない?
と悩んでいる人も多いと思います。

そんな20代・30代の抱える不安、世の中の抱える問題を代弁してくれています。

 
Mさん
日本は本当に詰みかけている。ぜひ最後までご覧くだポゥ!

無理ゲー社会を読んで

リベラル(自由主義)な世の中になってきて、いい時代がきたと思っていた私は軽い衝撃を受けました。

私はリベラル化が進むにつれ、幸せをつかむ人もいれば、不幸せになる人もいるということを忘れていたのです。

幸せに生きるには

幸せに生きるには自分でレールをひけるようになることが重要だと思いました。

俯瞰的にものごとをみて、最低限これだけはやろうと自分の中の小さなルールをつくる。

それをだんだんレベルアップしていく。そうすると少しずつできることが増えていくからです。

お金のせいじゃない?

特に印象に残ったのは、少子高齢化社会が起こしている問題を資本主義のせいにしているという文章です。

団塊の世代、団塊の世代ジュニアのもつ偏見は我々20代・30代を苦しめ続けています。

いい大学に入った方がいい。ホワイト企業に就職した方がいい。友達がたくさんいた方がいい。危ないところには近づかない方がいい。~であるべきという思考は多くの人を不幸にします。

本当はごはん代を稼ぐくらいの仕事をみつけて、自分の安定を確保できれば、好きなことをしていた方が幸せです。

その手段として大学やホワイト企業、コミュニティの拡大、挑戦があります。

日本で不幸な若者が増え、結婚する人が減っているのはこの偏見が原因だと思います。

現状

スラム街の子供たちの方が日本のサラリーマンより幸せという事実に気がついていますか?

この偏見を考慮した世の中で結婚を決断することはリスクが高過ぎます。

賢い女性ほどリスクを回避してしまうため、エリート層と出会えなければ結婚しなくてもいいや。という結論に至るのかもしれません。

私は「幸せ」=すべき思考からの脱却と考えています。

偏見だらけのこの世の中で少子高齢化を止めるのはもう不可能に近いのではないでしょうか。

お山の大将は不要

男は競争して、女は安定をもとめる。

これが昭和時代の世の中の真理でした。

しかし、男が高画質のスマートフォンでポルノを視聴し、女も稼いで安定した毎日を送るようになった現代。

社会が豊かになりすぎると、男の競争と女の安定がより効率的に行なわれるようになります。

おそらく自分の理想にたどり着けなかった者は「自分らしく生きる」という呪いにかかってしまうでしょう。

今の20代、30代はお山の大将を目指す年寄りをみて、「無駄なことをしないで仕事をしてくれ」と心の中で叫んでいます。

そして、なるべく仕事を増やさないように、仕事をしようとしない年寄りをみて人生を諦めるのです。

しかし、その年寄りの姿こそ、この世の中が生んだ最効率の姿なのです。

それを受け入れ、少しでもよくなるようにと自分たちの中で工夫していくしかありません。

プロポーズ

ホルモンの爆発が止まり、冷静に考えることができるようになると「自分はこういう生き物だ。」とわかる瞬間が訪れます。

婚活や社内政治に疲れてもうだめになりそうな人は私が紹介する本や商品を買って、私と結婚してください。

まとめ

この本を読んで「自分らしく生きる」の恐ろしさを痛感しました。

リベラル化が進み、才能ある者のみが存続する未来が待っています。

知的好奇心だけは忘れないようにしましょう。